大手キャリアや格安SIM会社からLINEモバイルにMNPで転入(番号そのままで乗り換え)しようと考えておられる方も多いでしょう。
「初めてMNPするけどどうやればいいんだろう?」
「スマホを利用できない空白期間があるのは嫌だ」
など色々疑問や不安があると思います。ここではLINEモバイルにMNPする方法を徹底解説しています。
空白期間なしですぐにMNP出来る方法や注意点など分かりやすく紹介します。
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LINEモバイルにMNPする前のチェック項目
以前は格安SIMに乗り換えする場合に、SIM契約をしてからSIMが家に届くまで利用できないという空白期間が数日間ありました。その間スマホでネットや電話ができないので、乗り換えでネックになっている人が多いという状況でした。
でも今は、SIMを契約して家に届いたあと、自分にとって都合の良いタイミングで古いSIMから新しいSIMへの切り替えが可能です。切り替えの操作をして数時間で切り替えが完了します。
LINEモバイルも同様で自分のタイミングで切り替えが可能な格安SIMです。
ただし、注意事項が何点かあり、そこをミスってしまうと大幅な時間ロスや、最悪の場合利用できないなどの問題が生じます。
ですので、LINEモバイルへのMNPをする前に注意事項について確認しておきましょう。
LINEモバイルで利用できる端末かどうか確認する
LINEモバイルで端末も一緒に購入する場合は、この項目を気にする必要はありません。
ただ現在利用しているスマホをそのまま利用したい場合や、中古のスマホを購入してLINEモバイルで利用しようと思っている場合には注意するべき点があります。
以下にまとめていますが、この条件でも確実に利用できるとは言い切れないというのが実際のところです。
100%確実に利用できる方法は、LINEモバイルでSIMと一緒に端末を購入する方法になります。
それ以外の端末に関しては、多少のリスクがあるものと理解してください。LINEモバイルの公式サイトでも保証はされていませんが、対応端末を調べてみることをおすすめします。
大手キャリアで利用していた端末がLINEモバイルで利用可能かどうか
情報をまとめると以下のようになります。
SIMロック解除 | 使用範囲 | |
Docomoで購入したスマホ | 必要なし | 問題なし |
ソフトバンクや auで購入したアンドロイド |
必須 | SIMロック解除しても Docomoで購入したスマホより 使用できる範囲が狭い |
ソフトバンクや auで購入したiPhone |
必須 | 問題なし |
(2015年5月以降に発売された機種はSIMロック解除が可能。ただし、SIMロック解除手続きができるようなるのは各キャリアで契約後180日以降です。)
2015年4月以前に発売されたスマホはSIMロック解除できないものがほとんどなので、auやソフトバンクでそれ以前に購入したスマホに関してはLINEモバイルで利用はできません。
またauやソフトバンクで利用していたアンドロイドスマホは、SIMロック解除したとしてもdocomoで購入したスマホよりも使用できる範囲が狭くなってしまいます。
これはLINEモバイルがドコモ回線を使用していることに起因しています。各社の端末は、その回線のSIMを利用した場合に広い範囲で使用できるように対応周波数が最適化されています。
LINEモバイル(docomo回線)をドコモ以外の端末で使用した場合、ドコモ端末よりも利用エリアが狭まってしまうわけです。
ただし、iPhoneの場合は例外で、どこの端末でも対応周波数は同じになっています。
中古のスマホを購入して利用しようと思っている場合
SIMロック解除できるのは2015年5月以降に発売された機種ですが、ドコモやソフトバンクで契約されていた中古スマホをSIMロック解除できるのは本人だけです。
一方、auでは購入から180日が経過いれば誰でもSIMロック解除できます。
内容をまとめるとこんな感じになります。
SIMロック解除 | 利用方法 | |
Docomo契約の端末 | 不可 | Docomo系の格安SIMなら SIMロック解除なしで使用可能 |
au契約の端末 | 購入後180日が経過していれば、 SIMロック解除可能 |
SIMロック解除すれば利用可能 |
ソフトバンク契約の端末 | 不可 | 利用方法なし |
繰り返しになりますが、au端末はSIMロック解除してもLINEモバイル(docomo回線)で使用する場合、利用エリアは狭くなります。
テザリングもしたいなら
大手キャリアで契約していたスマホの場合、条件によってはテザリングが利用できない場合があります。
テザリングできる格安SIMとスマホの組み合わせの記事を参考にしてみてください。
LINEモバイルにMNPする場合に初期費用や解約手数料がかかる
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)では、基本2年契約になっています。申込月の翌月を1ヶ月目として24ヶ月目までが契約期間です。
そして25ヶ月目に自動更新されます。この25ヶ月目が更新月になっていて、この月に解約した場合解約手数料がかかりません。
ですが、それ以外の月に解約した場合は9500円の解約手数料がかかってしまいます。
またそれ以外にもMNP転出手数料もかかります。
MNP転出手数料 | |
docomo | 2000円 |
au | 3000円 |
softbank | 3000円 |
これらの金額がかかることを考慮しておきましょう。
解約手数料のかからない更新月まで待つべきか?
9500円の解約手数料は非常に大きな金額ですよね。
ただし、格安SIMに移行したことで得られる節約の金額も非常に大きいです。
翌月が更新月という場合には1ヶ月待った方がお得ですが、2ヶ月以降先が更新月なのであれば、すぐにでもLINEモバイルに移行した方が計算上安くなります。
ですので多くの方の場合は、すぐに移行した方がお得ということです。
LINEモバイルにMNPで乗り換えする方法徹底まとめ
MNPの全体像は以下のようになります。
では順を追って説明します。
MNP予約番号を入手しよう
MNPをするには、予約番号を入手する必要があります。
MNP予約番号は現在利用している携帯の会社からもらうものです。次に利用するSIMの会社ではないので注意してください。
大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)からのMNP以外にも、格安SIMから別の格安SIMへのMNPも可能です。
MNP予約番号を入手する方法
大手キャリアの場合、以下の番号に電話をすればMNP予約番号を教えてくれます。
MNP予約番号を入手するということは、大手キャリアの契約を解除することにつながるので、多少引き留められる場合がありますが、そこは強い意志で押し切りましょう。
そんなに強引ではないので普通に受け答えすれば大丈夫です。
【docomo】
ドコモの携帯から:151(無料)
一般電話から:0120-800-000(無料)
電話受付時間:9:00-20:00
【au】
auの携帯や一般電話から:0077-75470(無料)
電話受付時間:9:00-20:00
【ソフトバンク】
ソフトバンクの携帯から:*5533(無料)
一般電話から:0800-100-5533(無料)
電話受付時間:9:00-20:00
MNP予約番号の有効期限は15日間です。ただし、LINEモバイルでは有効期限が10日以上残っていないと申し込みできないので、予約番号をゲットしたらすぐに申し込みましょう。
LINEモバイルに申し込み
実際の申し込み時の詳しい内容は「LINEモバイルの申し込み方法|実際に申し込んでみた」で解説しています。
上記のページではデータ通信SIMに申し込んでいるので、若干の違いがありますが、全然難しくないので流れにそって申し込めば問題ありません。
実際には以下のようにMNP転入の選択と、「MNP予約番号」「MNP予約番号の有効期限」「転入予定携帯番号」を入力する部分が増えるだけです。
SIMが届いたらMNPの開通手続き
申し込みした後に1日程度で契約が完了したとのメールが届きます。その後2~3日でSIMが届きます。
LINEモバイルのSIMは何もしなければ、届いてから2日後に自動的にMNPの切り替えが行われます。ですので放置しておいても勝手に切り替わります。
2日以内に、自分のタイミングでMNPの切り替えをしたい方は、以下に電話をしてください。
0120-889-279
受付時間:10:00?19:00(年中無休)
本人確認としてLINEモバイルのIDを聞かれます。IDは申込受付の完了メールに記載されているので、忘れた場合にはメールを確認しておきましょう。以下の赤枠部分です。
電話した後、数時間もたてばLINEモバイルのSIMに切り替わります。
まずは音声通話ができるようになり、その後少ししてからデータ通信ができるようになります。
切り替え完了後にAPN設定もする必要があるので、少し時間に余裕があるときにMNP切り替えの電話をすることをおすすめします。
⇒LINEモバイルの申し込みはこちら