UQモバイルでは、auの高音質な通信規格・VoLTEに対応したSIMカード「マルチSIM」を利用することができます。
マルチSIMにはVoLTE対応の他にも、SIMカードのサイズを自由に変更できるなどのメリットがあります。
しかしその一方で、対応している端末が限られるなどデメリットもいくつかあります。
今回は、UQモバイルで利用できるマルチSIMのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
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UQモバイルのマルチSIMはau VoLTE対応のSIMカード
auでは、au VoLTEという通話サービスを展開しています。
VoLTEに対応しているスマートフォンでは、VoLTE機能を使用して綺麗な音質での通話を楽しめます。VoLTE利用するにあたって、追加料金が発生することはありません。
UQモバイルで「マルチSIM」という種類のSIMカードで契約を行うことにより、au VoLTEを利用して高音質な通話が可能です。
またau VoLTE対応のスマートフォンでUQモバイルを利用する場合は、必ずマルチSIMでの契約が必要となります。
もしUQモバイルで使う端末を買い換えた際に、その端末がマルチSIMのみに対応していた場合は、通常のLTE用SIMからマルチSIMに後で変更できます。
UQモバイルでマルチSIMを利用するメリット
マルチSIMのメリットは、「高音質な通話」と「SIMカードのサイズが自由自在」の2つです。
高音質でクリアーな音声を使って通話できる
UQモバイルのマルチSIMはau VoLTEに対応しているため、他のSIMカードでは利用できない高音質な通話が可能です。
au VoLTE同士での通話は、いままでのスマホの通話に比べて聞き取りやすいのがメリットですね。
SIMカードのサイズが自由なので契約時に迷わずに済む
マルチSIMは、SIMカードを台紙から切り離す際に「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」という3種類のサイズに自由に変更できる特徴を持っています。
スマートフォンは、それぞれ対応しているSIMカードのサイズが異なっています。
マルチSIMならSIMカードを自由なサイズに切り離せるので、これを選んでおけば自分のスマホに合ったサイズのSIMカードとして利用できるのが便利です。
UQモバイルでマルチSIMを利用するデメリット
最後に、マルチSIMを利用するデメリットをいくつか紹介します。
マルチSIMを利用する際はauスマホでもSIMロック解除が必須だったり、必ずしもau VoLTEを使えるわけではなかったりと、注意点がいくつか見受けられます。
マルチSIMは、SIMロックが解除されたau VoLTE対応端末でしか使えない
マルチSIMはau VoLTE対応端末で利用できますが、SIMロックがかかっている場合は対応機種でも使えません。
なおSIMフリーのau VoLTE対応端末は、そのままでマルチSIMを利用可能です。
au VoLTEは、au VoLTE対応端末同士の通話でしか機能しない
au VoLTEでの高音質な通話は、au VoLTEに対応した端末同士で通話する時にしか機能しません。
例えば普通の3G通話にしか対応していない端末を使っている相手と通話する際は、高音質な通話になりません。
また同じVoLTEでも、ドコモなどau以外のVoLTE端末を使っている相手と通話する場合は高音質な通話ができないことに注意しましょう。
iPhone 6や6PlusではSIMロックを解除できないので、マルチSIMを利用できない
au VoLTE対応端末であっても、UQモバイルのマルチSIMが使えない場合があります。
例えばiPhone 6や6PlusはSIMロック解除の対象外の端末なので、結果的にUQモバイルのマルチSIMを使ってau VoLTE機能を利用することはできません。
ちなみにiPhone 6と6Plusについては、マルチSIMではない通常のUQモバイルのSIMカードならSIMロック解除不要なので、利用して通信・通話ができます。(au VoLTEは利用不可)
SIMカードと端末の組み合わせについては、UQモバイル公式サイトの「動作確認端末一覧」を参考にしましょう。
まとめ
端末の相性など注意するべきポイントがいくつかあるのは難点ですが、UQモバイルでau VoLTE対応のマルチSIMを利用すれば高音質な通話をすることができます。
手持ちの端末、あるいはこれから買う予定の端末がau VoLTEに対応している場合は、マルチSIMで契約を行いましょう。
なおau端末をUQモバイルで使い回す場合は、SIMロックの解除をお忘れなく。