楽天モバイルでは、通信量を家族や友人同士で共有できるデータシェアのサービスが展開されています。
データシェアを利用すれば、余ったパケットの繰り越し分を最大5回線まででシェア可能。うまく利用すれば、無駄なくパケットを使えて便利です。

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楽天モバイル・データシェアの5つのメリット
楽天モバイルで展開されている、データシェアのサービス。月額100円で、最大5回線までで翌月繰り越し分のパケットをシェアできます。
データシェアのオーナーとなる人が他の4名までを電話番号を使って招待することにより作られたグループ間で、パケットをシェアするしくみです。
招待の承認後、翌月から繰り越し分のシェアが始まります。まずはデータシェアのメリットから、チェックしてみましょう。
実質的な容量シェアなので家族での利用に最適
楽天モバイルには、OCNモバイルONEやBIGLOBEモバイルなどのように容量シェアのプランが用意されていません。
しかし、データシェアなら実質的な容量シェアを行えます。
例えば家族3人のうち毎月3.1GBプランを契約しているものの1GBしか使わない人が家族に1人いて、他の人2名は5GBプランを使って毎月容量がぎりぎりだとしましょう。
翌月繰り越しで2.1GBが繰り越されるので、他2名は5GBに加えて1.05GBほど余分に使えるのです。

周りに楽天モバイルユーザーが多ければ多いほど活用できる
データシェアは家族でしか利用できないわけではありません。楽天モバイルユーザー同士なら、誰でもOKです。
周りに楽天モバイルを使っている友だちが他にもいるなら、その人達とデータシェアをするのもよいでしょう。
自分の契約している当月の容量は確保される
パケットシェア系のサービスは、一人が使いすぎると全員が速度制限の犠牲になってしまうのがデメリットですよね。
しかし楽天モバイルのデータシェアなら、少なくとも当月契約している自分の通信量は絶対に自分だけが使えます。
そのため誰かが使いすぎても消費されるのはデータシェアされる繰り越し分のみなので、そこまで大きなダメージになることはありません。
やりくりには十分注意が必要ですが、誰かのせいで迷惑がかかりすぎることは避けられるのがメリットでしょう。
一人で複数回線を契約しても無駄なく通信できる
データシェアは、一人が複数回線を使っている場合でも利用できます。
例えばスマートフォンとタブレット等、何台かの機器に楽天モバイルのSIMを入れて使っている場合にも利用を検討してみてはどうでしょうか。
ただし、データシェアをする場合全ての回線で100円の利用料が毎月かかることをお忘れ無く。
楽天モバイル公式アプリから残容量を確認できるのも便利
データシェアの残容量は、楽天モバイル公式アプリからチェックできます。いちいちマイページなどを開く必要はありません。
こまめにアプリを確認すれば、通信量の大幅な消費は抑えられますよ。
楽天モバイル・データシェアの2つのデメリット
続いて、楽天モバイルのデータシェアにおけるデメリットをチェックしていきましょう。
mineoなら無料で同じことができる
楽天モバイルでは、月額100円でデータシェア機能を利用可能です。これは一見安くて便利に見えるのですが、実はそうではありません。
mineoをチェックしてみると、「パケットシェア」というまったく同じサービスが無料で展開されています。

家族4人でデータシェアをすると400円の利用料がかかりますが、mineoなら無料。これは楽天モバイルにおけるデータシェアの、最大のデメリットでしょう。
周りに楽天モバイルユーザーがいなければ利用は厳しい
楽天モバイルは格安SIMの中でもかなり人気が高い存在ですが、それでもキャリアであるドコモやauなどに比べるとどうしてもユーザー数は少なめですよね。
もしも周りに楽天モバイルユーザーが誰もいないと、利用は厳しいです。
また家族で最初からこの機能を使う取り決めをして契約するならデータシェアも利用しやすいですが、友人や知人同士で行う場合データシェアは誰かが使いすぎるなどしてトラブルになるリスクもあります。
理解のある、そしてある程度節制もできるような楽天モバイルユーザーがいなければ、データシェアは活用できません。
まとめ
今回は、楽天モバイルのデータシェアについて解説しました。
データシェアは最大5回線でデータをシェアできる便利な機能ですが、月額料金がかかってしまうことがmineoと比べてのデメリットです。
月額料金がかかることも踏まえつつ、検討してみましょう。