NifMoは大手プロバイダとして知られる@niftyの格安SIMです。
指定されたアプリのダウンロードや会員登録をすることで月額料金が安くなる「バリュープログラム」が最大の特徴で、プランによっては月額料金が無料になることもあります。
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- 1 NifMoの特徴や10個のメリットを全公開
- 2 NifMoの5つのデメリットや注意点
- 3 NifMoの料金プラン
- 4 NifMoの Q&A
- 5 まとめ
NifMoの特徴や10個のメリットを全公開
7GB以上のプランが業界最安値水準
NifMoの料金プランのうち、7GBプランと13GBプランは業界最安値水準です。
そのため、7GBプランは業界最安値になりました。13GBプランについては他の格安SIMでは用意されていないので直接比較ができませんが、他社の12GBプランと100円ほどしか変わらないため、業界最安値水準と言えます。
高額なキャッシュバックがもらえる
NiMoはキャンペーンが豊富で、他の格安SIMよりお得に契約できます。
ただしキャッシュバックをはじめとするNifMoのキャンペーンは期間限定であることがほとんどなので、まめに公式サイトのキャンペーン情報をチェックしましょう。
@niftyのネットや電気をセットで利用するとセット割引を受けられる
すでに@niftyの会員で、光回線やADSLといった接続サービスを利用している場合は「まるっと割(ネット+スマホ)」が適用され、NifMoの月額料金が200円割引されます。
また、NifMoと@nifyのでんきサービスである「@niftyでんき」をセットで利用するとまるっと割(でんき+スマホ)が適用され、NifMoの月額料金が250円割引になります。
すでに@niftyユーザーであるなら、他の格安SIMを使うよりもお得になります。
ドコモ端末はほとんどSIMロック解除不要で使える
NifMoはドコモ回線を利用した格安SIMなので、ドコモ端末のほとんどはSIMロック解除不要で使えます。
「バリュープログラム」を使えば毎月の月額料金から割引される
NifMo独自のサービスなのが「NifMo バリュープログラム」です。
バリュープログラムは対象店舗での買い物や指定されたアプリのダウンロード、アンケートへの回答といった案件をこなすことで、NifMoの月額料金が安くなるサービスです。
通信スピードは比較的速く、評判も良い
NifMoは格安SIMとしては比較的通信速度が速く、評判も良いです。
運営しているのが大手プロバイダである@niftyということもあり、契約者数は増えています。ですが、積極的に設備投資や回線増強も行っているため、速い速度を維持しています。
回線が混雑しやすい昼や夕方になると少し速度が落ちますが、他社のように使い物にならないほど遅い、というわけではないので安心して使えます。
NifMo通信速度の実測データを紹介
NifMo | 10時 | 12時 | 20時 |
ダウンロードMbps | 39.61 | 0.78 | 7.02 |
アップロードMbps | 10.68 | 9.04 | 10.96 |
基本的にはダウンロード(下り)の方を見てください。
5Mbps程度あればだいたいのことはできるといわれています。お昼にはやはり速度は落ちてしまいますが、夕方には速くなっています。
以下は業界最速ともいわれるUQモバイルと比較したものです。
ダウンロードMbps | 10時 | 12時 | 20時 |
NifMo | 39.61 | 0.78 | 7.02 |
UQモバイル | 91.07 | 39.54 | 72.25 |
UQモバイルと比べるとどうしても差はありますね。速度が常に速い格安SIMがいいのであれば、UQモバイルがおすすめです。
何を求めるかで選ぶ格安SIMは変わってきますね。
⇒【14社MVNO】格安SIMの通信速度をグラフで比較|速くて快適なのはどれ?
余ったデータ通信容量は翌月に繰越が可能
NifMoでは余ったデータ通信量は翌月に繰り越すことが可能です。データ通信量が余っても無駄にならず、有効活用できます。
ファミリープログラムで家族一人につき5GBもらえる
NifMoでは家族で利用したい人のために「NifMo ファミリープログラム」というサービスが用意されています。
ファミリープログラムには「支払いを1つにまとめられる」、「未成年者でもNifMoが利用出来るようになる」といったメリットがありますが、最大の特徴は利用できるデータ通信量が増えることです。
ファミリープログラムを利用していると、「ファミリーおまとめボーナス」としてNifMo契約者数×0.5GBのデータ通信量が毎月1日にプレゼントされます。例えば、家族4人で利用している場合は毎月合計で2GBのデータ通信量がもらえます。
申し込みは不要で、料金はそのままに利用できるデータ容量が増えるのでお得です。
専用通話アプリと10分かけ放題で音声通話もお得に
NifMoには通常20円/30秒の通話料が半額の10円/30秒になる「NifMo 半額ダイヤル」というサービスが用意されています。
専用のアプリ「NifMo 半額ダイヤルアプリ」からかけるか、発信番号の前に「0035-45」をつけることで適用されます。
通常の電話回線を利用するので音声品質は同じですし、専用アプリは標準の電話帳と通話履歴がそのまま利用できるので、使い勝手もいつもの電話と変わりません。
また、NifMoには通話定額オプションとして「NifMo 10分かけ放題」も用意されています。月額830円で1回10分までの通話が何度でも無料になります。短い通話をたくさんする人におすすめです。
10分かけ放題も「NifMo 半額ダイヤルアプリ」を使うか、番号の前に0035-45を付けることで有効になります。
あんしん保証380円/月など豊富なオプションサービスで初心者も安心
NifMoは便利なオプションサービスが多数用意されています。
「あんしん保証」は月額380円で端末が故障または水没した際に保証してくれるオプションです。NifMoで購入した端末が対象のものと、SIMフリー端末や中古スマホが対象になるものの2種類があります。
「NifMo 訪問レクチャー」は月額480円(再訪問時はレクチャー料も必要)でスマホの設定や操作で分からないことがある際に、専門のスタッフを自宅まで派遣してくれるサービスです。
電話やメールでは分からない、説明を聞いても自分では操作ができないという場合でも、自宅にいながら対面によるサポートを受けられます。
その他の特徴やメリット
NifMoにはこの他にもたくさんの特徴やメリットがあります。
・初月の基本料金が無料
・アプリで簡単にデータ通信残量の確認が可能
・当月から家族でデータ通信のシェアができる
・NifMoで購入できる端末のラインナップが優れている
・チャットサービスは遅くまで対応してくれる
・NifMoの最低利用期間は6か月と違約金が発生する期間が短い
・「NifMoコネクト」アプリはWi-Fi接続先を自動検知して切り替えてくれる
・公衆無線LANが無料で使える
・バースト転送機能がある
NifMoの5つのデメリットや注意点
通信速度の切り替えができない
格安SIMの中には通信速度を低速に切り替えてデータ通信量を節約し、動画視聴やゲームのときだけ高速に戻す、といった使い方ができるものがあります。
データ通信量を使い切るまではずっと高速通信を利用することになるので、使い過ぎに気を付ける必要があります。
1GBプランは申し込みにくくメリットもない
NifMoには1.1GB、3GB、7GB、13GBの4つのプランがあります。しかし、1.1GBプランはおすすめではありません。
まず、1.1GBは専用のキャンペーンページでないと申し込めません。公式サイトには3GB、7GB、13GBの3つしか掲載されておらず、1.1GBがあるということすらわからなくなっています。
したがって、1GBプランを利用したい場合は他社を選んだほうが良いでしょう。
1日で一定以上の通信を行うと速度制限がかかる
格安SIMでは直近3日間で一定以上の通信を行うと速度制限がかかるものがありますが、NifMoは1日で一定以上の通信を行うと速度制限がかかります。
速度制限がかかる基準となる通信量は以下の通りです。
プラン | 基準となる通信量 |
3GBプラン | 650MB/1日 |
7GBプラン | 1,500MB/1日 |
13GBプラン | 2,800MB/1日 |
1日でここまでの通信を行う人はあまりいないでしょうし、制限がかかっても翌日には解除されますが、速度制限があることには変わりがないので短期間に使いすぎないように注意しましょう。
公衆無線LANの数が少ない
NifMoでは公衆無線LANである「BBモバイルポイント」を無料で利用できますが、他の公衆無線LANと比べるとスポットの数が少なく、使いにくいです。
公式サイトを見ると2015年以降はエリアの追加がなく、サービス終了するスポットがあるなど、今後使えるスポットが増えることもなさそうです。
NifMoのスマホを購入するときは在庫確認が必須
NifMoではSIMカードと端末のセット販売を多数取り揃えていますが、在庫が切れていることが多いです。
NifMoの魅力の1つが高額なキャッシュバックでしたが、その条件が「スマホセットを申し込むこと」なので、スマホセットを申し込む人が多く、在庫が切れやすいです。
スマホセットを申し込む際は必ず在庫確認を行いましょう。
NifMoの料金プラン
プラン名 | 月額料金 | ||
データ通信専用 | SMS対応 | 音声通話対応 | |
1.1GB | 640円 | 790円 | 1,340円 |
3GB | 900円 | 1,050円 | 1,600円 |
7GB | 1,600円 | 1,750円 | 2,300円 |
13GB | 2,800円 | 2,950円 | 3,500円 |
NifMoのオプション料金
オプション名 | 月額料金 |
NifMo あんしん保証 | 380円 |
NifMo あんしん保証 for SIMフリー | 380円 |
NifMo 10分かけ放題 | 830円 |
NifMo 訪問レクチャー | 480円 |
NifMo プリント | 380円 |
@niftyまかせて365 | 500円(最大3ヶ月無料) |
常時安全セキュリティ24モバイル | 200円 |
@nifty優待サービス | 500円(最大2ヶ月無料) |
NifMoのその他の料金
初期費用 | 3,000円 |
データおかわり0.5GB | 900円/回 |
SIM再発行・サイズ変更手数料 | 3,000円 |
契約解除料(音声通話SIMのみ) | 8,000円 |
NifMo 訪問レクチャー解除料 | 480円(税抜)×(24カ月-契約月数) |
MNP転出手数料 | 3,000円 |
NifMoの Q&A
iPhoneは使えるの?
NifMoでもiPhoneを使えます。NifMoではiPhoneのセット販売を取り扱っていませんが、SIMフリー端末およびドコモの端末を別途用意することで利用できます。
auおよびソフトバンクのiPhoneでもSIMロック解除をすれば利用できますが、動作確認はされていないので気を付けましょう。
⇒NifMoでiPhone8やiPhoneXは使えるの?ドコモとどちらが安い?
ドコモ、au、ソフトバンクのスマホは使えるの?
ドコモの端末であれば基本的にはSIMロック解除をせずにそのまま使えます。
ただし、すべての端末が使えるわけではないので、できるだけ動作確認済み端末一覧に掲載されている端末を利用しましょう。
auおよびソフトバンクの端末はSIMロック解除をすれば利用できます。ただし、対応周波数帯が異なるため電波がつかみづらいことがあります。
そもそもNifMoではauおよびソフトバンク端末の動作確認は行われていないので、利用する場合は自己責任となります。
まとめ
NifMoはバリュープログラムやファミリープログラム、キャッシュバックなど毎月の携帯代金を抑えられるサービスがたくさん用意されているのが特徴です。
とくにバリュープログラムは上手く使えば3GBプランを無料で使えるようになるほどお得です。
また、@niftyのネットや電気を利用している人はセット割引が適用されてさらに安く利用できます。すでに@niftyユーザーであれば他の格安SIMよりNifMoにしたほうが安くなるのでおすすめです。