2017年に登場した最新のiPhoneであるiPhone8やiPhoneXは、格安SIMでも使うことができます。
またもう一つ気になるのは、ドコモと比べて月額料金がどのくらい安く抑えられるかでしょう。
今回は、iPhone8やiPhoneXをU-mobileで使いこなすための方法・対応モデルを解説します。そしてドコモより安いかどうかも検証していくので、参考にしてみてくださいね。
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U-mobileはiPhone8やiPhoneXでも利用可能
U-mobileは、iPhone8やiPhoneXで利用できます。
ただしU-mobileにたくさんのバリエーションがあったり、iPhone8やiPhone10の仕様についても販売先で異なっていたりするので、相性に注意が必要となります。
まずはU-mobileにおいて対応している新型iPhoneの情報と、U-mobile各種との相性などを解説していきます。
ドコモ回線のU-mobileなら、ドコモやSIMフリーのiPhone8やiPhoneXを使える
U-mobileには様々なバリエーションがありますが、
・U-mobile
・U-mobile MAX
・U-mobile PREMIUM
・U-mobile LTE使い放題
・USEN MUSIC SIM
・U-mobile for iPhone
これらはいずれもドコモ回線の格安SIMなので、ドコモで購入したiPhone8・iPhone10やSIMフリーモデルのiPhone8、iPhone10で使えます。
U-mobileの中でも標準的なプランはドコモ回線が使われているため、ドコモモデルやSIMフリーモデルでそのまま使えるわけです。
auやソフトバンクモデルはSIMロック解除でドコモ回線プランを利用可能に
auやソフトバンクのiPhone8やiPhone10は、そのままだとそれらの回線でしか使えないSIMロックがかかっています。
基本的にauやソフトバンクにおいてSIMロックが解除できるのは購入日から101日目以降ですが、一括購入を2017年の12月1日以降に行った場合は支払後すぐにSIMロックは解除できます。
U-mobileでauやソフトバンクのiPhoneを使う場合は、基本的にSIMロックを解除しなければいけないことを覚えておきましょう。
U-mobile SはソフトバンクiPhoneで使えるが、データ通信専用
U-mobileの中には、SoftBank回線を使用しているU-mobile Sも存在します。
つまりソフトバンクからU-mobileSにSIMカードを移し替えても、通話はできません。
U-mobile Sはメインの回線として使えないので、将来的にソフトバンクのSIMロックがかかったiPhone8やXが手元に余っていて、ネットさえできればいいサブ端末として利用したい場合に検討すべき選択肢ですね。
U-mobile SUPERはSIMフリーiPhoneで利用可能
U-mobile SUPERはY!mobile回線の格安SIMで、SIMフリースマホで使えます。
つまりiPhone8やiPhoneXでU-mobile SUPERを使いたい場合は、SIMフリーモデルかSIMロック解除済みのiPhone8・iPhone10を用意しなければいけません。
なるべく早めにU-mobileの申し込みは済ませておこう
iPhoneが届いてもSIMカードがないと使えないですよね。
U-mobileでは申し込みをしてからSIMが届くまで4-7日程度かかります。不備があるともう少しかかる可能性もあります。
ですのでiPhoneが届いてすぐに使いたい場合には、事前にU-mobileに申し込んでおく必要があります。
iPhone8やiPhone10は、プロファイル設定をすれば使える
U-mobileで使えるiPhoneを手に入れたらSIMカードを差し込み、あとはプロファイル設定(APN設定)を終えれば使えるようになります。
プロファイル設定とは、要するにそのSIMカードで通信・通話をするための設定をまとめたファイルです。Wi-Fi接続後にSafariを開き、U-mobileの公式サイトからインストールしましょう。
インストールを終えれば通信や通話が可能になりますよ。
ドコモとU-mobileで、月額料金を比較!
それではこれより、ドコモとU-mobileで2年間の月額料金の差を調べてみましょう。
条件はできるだけ近くした方が安さもわかりやすいので、以下の条件を設定して考えていきます。
・5GBプラン
・ドコモは5分かけ放題、U-mobileは60分の通話定額を設定
・iPhoneは64GBモデル
なおiPhone8やiPhoneXはSIMフリーで購入する場合基本的には一括購入となりますが、今回は一括購入価格÷24回(2年使う前提)として、月額料金に含めて考えます。
iPhone8を使う場合の月額料金は、差額が2,162円(税抜)!
まずはドコモでiPhone8の64Gbモデルを使う場合ですが、2年間の月額料金内訳は以下の表の通りです。
内訳 | 月額料金(税抜) |
iPhone8(64GB)分割支払い価格 | 1,225円 |
カケホーダイライト | 1,700円 |
データMパック(5GB) | 5,000円 |
SPモード利用料 | 300円 |
合計 | 8,225円 |
以上、月額料金は8,225円(税抜)になりました。なかなか高額で、ちょっと手を出しづらい価格帯ですよね。
続いて記載する以下の表は、U-mobile+SIMフリーiPhone8における2年間の月額料金をまとめたものです。
内訳 | 月額料金(税抜) |
iPhone8(64GB)÷24 | 3,283円 |
U-mobile・5GB | 1,980円 |
でんわパック60 | 800円 |
合計 | 6,063円 |
月額料金は6,063円(税抜)と、なり、ドコモとU-mobileの差額は2,162円(税抜)です。
同じ通信量が使えて、通話も定額である程度利用できて差額が2,000円以上。これなら、U-mobileに乗り換えれば確かにお得ですよね。
2年間だと差額は51,888円(税抜)になります。
ただしドコモは5分かけ放題、U-mobileは月々60分まで通話料金が追加でかからないというしくみなので、毎月の通話分数が60分を大幅に超えるとなると通話料金が膨大になってしまうこともあります。
契約前に、普段の通話時間を調べてみた方が良いですね。
iPhoneXを使う場合の月額料金も、差額が2,162円(税抜)!
続いてiPhoneXを使う場合の2年間の月額料金比較です。
まずドコモの内訳は、
内訳 | 月額料金(税抜) |
iPhone10(64GB)分割支払い価格 | 2,642円 |
カケホーダイライト | 1,700円 |
データMパック(5GB) | 5,000円 |
SPモード利用料 | 300円 |
合計 | 9,642円 |
この通り、月額料金は9,642円(税抜)となっています。税込だと1万円以上ですね。最新機種でハイスペックなモデルということで、費用も高額です。
U-mobile+SIMフリーモデルの場合は、
内訳 | 月額料金(税抜) |
iPhoneX(64GB)÷24 | 4,700円 |
U-mobile・5GB | 1,980円 |
でんわパック60 | 800円 |
合計 | 7,480円 |
以上で月額7,480円(税抜)。ドコモとの差額はiPhone8と同様に、2,162円(税抜)となりました。
こちらも2年間だと差額は51,888円(税込)です。
やはりU-mobileとSIMフリーモデルを組み合わせた方が、月額料金は安上がりですね。
なおでんわパックは強制加入ではないので、全然電話をしないなら外せば差額は2,962円(税抜)となります。通話をしない人は、U-mobileの方が圧倒的に安上がりになりますよ。
まとめ
今回は、iPhone8やiPhoneXをU-mobileで使いこなす方法やドコモとの月額料金比較を行いました。
U-mobileでSIMフリーのiPhone8やiPhone10を使った方が、月額料金は2,000~3,000円ほど安上がりです。
新型iPhoneは価格が高めですが、U-mobileでSIMフリーモデルと組み合わせて使うのであれば月額料金を抑えられるので、安く使えるのが嬉しいですね。
またU-mobileには使い放題プランや25GBの大容量プランといった選択肢もあるので、通信量が多いならこれらのプランも検討してみましょう。