格安SIMであるUQモバイルは、海外で使えるのか疑問に思えますよね。
UQモバイルに回線を貸し出している本家auは問題なく海外での通信・通話を行えますが、格安SIMであるUQモバイルの場合どうなのか不安に感じる方もいるでしょう。
ここからは、UQモバイルを海外で使う場合の様々な注意点について解説します。UQモバイルユーザーや契約を検討していて、海外で利用する機会がある方は参考にしてみてください。
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UQモバイルを海外で利用するための注意点
UQコミュニケーションズがauから回線を借りて運営しているUQモバイルは、海外でも通話とSMSを利用できるのが特徴です。
ただし海外でUQモバイルのSIMを使う場合は、正しく通話やSMSを行うために注意しなければいけないポイントがあります。
端末が国際ローミングに対応していなければ、海外で通話やSMSを使えない
まず挙げられる注意点は、UQモバイルのSIMカードを入れている端末が「国際ローミング」という機能に対応していなければ海外で通話やSMSを利用できないことです。
手持ちの端末で国際ローミングを利用できない場合は、UQモバイルを海外で使うことができないので注意しましょう。
国際ローミングの設定方法
アンドロイドの場合
「設定」アプリを起動
⇒無線とネットワーク内の「その他の設定」や「もっと見る」などから「モバイルネットワークを探す」(機種によって「モバイルネットワーク」の場所が違う場合あり)
⇒「データローミング」をONにする
⇒「モバイルネットワーク」内の「通信事業者」を選択し、事業者を選択する。
iPhoneの場合
「設定アプリ」を起動
⇒「キャリア」を選択し、スライドスイッチをOFFに
⇒接続する事業者を選択する
⇒設定画面に戻り「モバイルデータ通信」の「通信オプション」からローミングをONにする
利用できるのは通話とSMSのみ、データ通信はできないのでLINEはできない
UQモバイルを海外で使う場合、利用できるのはあくまで通話とSMSのみです。データ通信をすることはできません。
SNSに現地で撮影した写真を投稿したり、家族や友達とLINEなどで連絡を取ったりしたいのであれば、別途海外旅行用のPocket Wi-Fiを借りたり、現地でプリペイド式のSIMカードを購入してSIMフリー端末に入れて使ったりすることになりますね。
通話料金は滞在先によって異なる、SMSは受信だけなら無料
海外でもUQモバイルで通話を行えますが、その通話において「無料通話(ぴったりプラン)」や「5分かけ放題(おしゃべりプラン)」などは適用されません。
またUQモバイルでデータ高速+音声通話プランなどを契約した際の「20円/30秒」とも異なり、各国ごとに設定されている独自の通話料金が適用されます。
UQモバイルを海外で使う際の通話料金は「au世界サービス」における通話料金と共通しているので、事前に滞在先での通話料金をチェックしておきましょう。
なおSMSはどこの国でも受信無料、送信は1回ごとに100円に設定されています。
要注意!海外で通話やSMSが使えるプランは限られる
UQモバイルには様々なプランが展開されていますが、以下の4つのプランでは、音声通話やSMSを海外で利用することができません。
・データ高速プラン
・データ無制限プラン
・データ高速+音声通話プラン(V)
・データ無制限+音声通話プラン(V)
データ高速プランとデータ無制限プランは本来SMSの送受信に対応していますが、海外での利用は不可です。
もともと音声通話やSMSに対応しているデータ高速+音声通話プランやデータ無制限+音声通話プランですが、VoLTE対応の「(V)」が付いたプランではSMSや通話ができません。
つまり通話とSMSが使えるプランはこれらを除いた以下の4プランとなります。
・データ高速+音声通話プラン
・データ無制限+音声通話プラン
・ぴったりプラン
・おしゃべりプラン
海外旅行に行く際は、自分の契約しているプランが海外での利用対象になっているか確認しましょう。
まとめ
UQモバイルは海外でも使えますが、利用できるサービスは通話とSMSに限られます。
そのため現地でネットを楽しみたいなら、別にネット回線を用意しなければいけないことに注意が必要ですね。
UQモバイルをSIMフリー端末で利用しているなら現地で旅行者向けのプリペイドSIMを購入して入れ替えて使うのも良いでしょう。
頻繁に通話やSMSを利用するなら、日本で海外旅行者向けのレンタルWi-Fiを事前に借りてから出発するのがオススメです。