IIJmioとエキサイトモバイルはどちらもドコモ回線の格安SIMですが、細かい違いがたくさんあります。
特にプランや通話面での違いが多く、選ぶべきなのがどちらかは人によってはっきり分かれてくるでしょう。
どちらを選ぶのがお得なのか、気になる方は参考にしてみてくださいね。
IIJmioとエキサイトモバイルの共通点
IIJmioとエキサイトモバイルの共通点がいくつかあります。
まずは、それぞれの共通するポイントをじっくりチェックしてみましょう。
ドコモ回線のSIMを契約できる
IIJmioのタイプDとエキサイトモバイルは、どちらもドコモ回線の格安SIMです。
ドコモは通信可能なエリアが広く、地方に住んでいる人でも安心して利用できるのが便利ですよね。
格安SIMのドコモ回線は、通信速度に本家との違いがあるものの使えるエリアは全く同じ。
どちらも手続きはネット中心
IIJmioもエキサイトモバイルも、ネットでの手続きが中心になっていることが共通しています。
IIJmioはビックカメラなどの店頭でも契約できますが、基本的には契約からプラン変更、解約まで全てネットで手続きをするしくみです。
エキサイトモバイルはネットでのみ契約可能で、もちろんプラン変更や解約もネットから行うことになります。
手続きをネットで完結されられるのはとても便利ですが、言い換えればネットが苦手な人にはどちらもお勧めしづらい格安SIMとなっています。
端末ラインナップが豊富
IIJmioやエキサイトモバイルは、端末ラインナップが豊富な格安SIMです。
現在使っている端末が壊れそう、あるいはSIMフリー端末で新しい機種に興味を持っているなら、IIJmioでもエキサイトモバイルでもたくさんの選択肢から好きな端末を選んで購入できますよ。
ZenFone 4やarrows M04などの端末を購入したいと考えている方は、IIJmioやエキサイトモバイルへの乗り換えがおすすめです。
通信速度の安定性は同程度
IIJmioとエキサイトモバイル、どちらも通信速度については似たような傾向となっています。
例えば平日だと午前中は概ね快適に通信可能ですが、お昼の12〜13時台は速度が低下してしまいがちです。
速度の安定性が気になる場合は、乗り換え手続きを行う前に一度すぐに無料で解約可能なデータ通信専用SIMで契約して使ってみることをおすすめします。
速度重視の方は、常にめちゃくちゃ速いUQモバイルがY!mobileがおすすめです。
容量シェアにもバッチリ対応
IIJmioとエキサイトモバイルは、どちらも容量シェアに対応している格安SIMです。
IIJmioは追加SIMの利用、エキサイトモバイルは3枚コースで契約すれば通信量を複数枚のSIMカードでシェアできます。
IIJmioを選ぶことで得られる4つのメリット
続いて、IIJmioを選ぶメリットを解説します。
au回線のタイプAでも契約できる
IIJmioでは、au回線のタイプAを選ぶこともできます。
自分の周りだとドコモよりau回線の方が入りやすいとなると、選ぶべきはタイプAでしょう。
なおタイプAは「VoLTE対応SIM」でのみ提供されるので、VoLTEに非対応な端末しか持っていない場合はセット購入を行うことになります。
低速モードにアプリからすぐ切り替えられる
IIJmioでは、専用アプリを使って通信速度を即座に最大200kbpsにまで制限することができます。
速度が制限されると当然回線スピードが遅くなり、データの読み込みに時間がかかるようになりますが、代わりに契約している高速通信のパケットを消費しなくなります。
光回線等とのセット契約でお得になる
IIJmioはIIJmioひかりとセットで契約すれば月額600円引きになります。
自宅で光回線を契約するなら、IIJmioひかりを選んでおけばIIJmioとセットでお得になるのが嬉しいですね。
かけ放題や半額通話が使える
IIJmioでは、オプションとして3分や10分のかけ放題を利用できます。家族通話なら、10〜30分にまで分数が増量されるしくみです。
また半額通話も利用可能で、その場合30秒10円での通話ができます。
実はエキサイトモバイルでは、これといって通話系のオプションが用意されていません。
通話を行う機会が多いならIIJmioを、全然通話しないならエキサイトモバイルも検討してみてはどうでしょうか。
エキサイトモバイルを選ぶ3つのメリット
続いてエキサイトモバイルを選ぶことで得られる、IIJmioにはないメリットをチェックしていきましょう。
エキサイトモバイルは独自性の強い格安SIMなので、ここでしか得られないメリットも豊富です。
最適料金プランで、使った分だけ利用料金を支払える
エキサイトモバイルでは、最適料金プランを契約することで1〜10GBまでの使った分だけ、それに沿った月額料金を支払えるしくみです。
毎月の通信量は、安定していない人もいますよね。例えば急な出張や旅行などで、突然他の月より通信量が多くなってしまうことがあるのではないでしょうか。
大容量プランに、40GBや50GBの選択肢もある
IIJmioでは、通常のプランは最大10GB。しかしエキサイトモバイルなら、40GBや50GBで契約することもできます。
月額料金が高額になるため無理にこれらを選ぶことはないでしょう。しかし選択肢として用意されているのは嬉しいポイントです。
たまたま通信量が多くなる月などは、これらの大容量プランへ切り替えることも検討してみると良いでしょう。
3枚コースを契約すれば小容量から大容量まで容量シェアが可能
エキサイトモバイルでは、3まいのSIMカードで通信量を共有できる「3枚コース」が展開されています。
3枚コースを契約すれば容量シェアができますが、IIJmioと違い低速のみや100MB未満、10GB以上など自由どの高い容量シェアが可能です。
スマホとタブレットやモバイルルーターなどを同時に持ち歩く人は、検討してみてはどうでしょうか。
まとめ
IIJmioは通話面で有利、エキサイトモバイルは通信量の自由度が高いことが有利です。
通話と通信量のどちらに比重を置くかよく考え、契約先を検討してみてはどうでしょうか。
エキサイトモバイルはとにかく通話に弱いので、迷った場合通話をする機会が月に何回かあるならとりあえずIIJmioを選んでおくことをおすすめします。
エキサイトモバイルで通話をする際は、IP電話やLINEの無料通話といったサービスで通話料金を節約するのもおすすめです。